No. 009
中川卓が「青」のアクアリウムで目指したのは、
ずばり「癒し」。
イメージは「バリ島のお風呂」です!
青とイエローグリーンが混ざったアートフラワーをメインにしました。
ともすると冷たい感じにもなってしまうブルーですが、
ほのかにイエローグリーンが混ざることによって
爽やかで柔らかい雰囲気を醸し出します。
(写真)
容器は高さを抑えた面積の広いものを選びました。
つまり、側面から眺めるものではなくて、
上から眺めるタイプのアクアリウムに仕立てます。
花弁の部分だけを切った造花は、敢えて容器のコーナーに配置します。
これによって水面部分の広さが強調されて、
広々でゆったりしたムードが演出されますよね。
この広々とした底面に、今回は鮮やかな色濃いブルーの砂を敷いてみました。
アートフラワーの淡いブルーと対比し合って、お互いを引き立てます。
中に入れた魚は今回もベタ。
濾過装置などの設備のない水槽でもちゃんと生きられる、
こういうシンプルで小さなアクアリウムにぴったりの魚です。
鮮やかのブルーのボディに、頭のところだけ白い部分がある個体なので、
全体に溶け込みながらもしっかりと存在感があります。
同じような模様の個体はなかなか見つからないかもしれませんが、
どんな模様の魚を入れるか考えるのも大きな楽しみの一つですよね。
作り方は本の59ページに載っていますので、
ぜひトライしてみてください!
小さなアクアリウム【夕焼け】