No. 021
白をテーマカラーにした場合は、シンプルになりすぎな傾向があるので、
どうトータルバランスを取っていくかがキーポイントになります。
今回は上から眺める形のアクアリウムにするため、
高さを抑えた円形の容器を用意しました。
砂はパウダー系の白色のものを入れています。
その中央に、まず白の大きなアートフラワーを置きます。
存在感の大きな花ですので、
これだけでもそれなりに完成して見えますが、
今回はその周囲に小さな花を配置しました。
これによって全体のバランスがうまく整って、
シンプルすぎてちょっと寂しいかもというイメージも払拭できましたね!
中に入れた魚はベタ。
これまでにも述べてきましたが、
大げさな循環濾過装置がなくても生きていけて、
豊富な色や模様から選ぶことのできるベタは、
こういうシンプルで小さなアクアリウムにはぴったりの魚です。
今回は、あえて純白のベタではなく、
白のボディで、ヒレだけが赤いベタを選びました。
差し色の赤が入ることで、
空間全体にピシッと締まりが出たと思います。
応用も簡単。
たとえば、ほんの少しだけ色味のある砂を使うだけでも
またガラッとイメージが違う
オリジナルのアクアリウムになると思いますので、
イメージを膨らませていろいろ試してみてくださいね。
作り方は本の63ページに詳しく載っていますので、
どうぞお読みください。
それではまた!
小さなアクアリウム【夕焼け】