No. 063
夏といえば「ヒマワリ」と「海」!
今回もストレートに季節を感じさせてくれるものをモチーフとしています。
ここでヒネリを入れて「蚊取り線香」や「花火」などを持ってきてしまうと、
後々いろいろ問題が出るので気をつけましょう!
使った砂は、本物の砂浜の砂。
サンゴ砂と呼ばれるものです。
そのサンゴ砂の上に、ヒマワリを咲かせました。
ヒマワリをど真ん中ではなく、端の方にオフセットすることによって、
ヒマワリを中心とした世界観でなく、
ヒマワリとサンゴ砂の両方の相互作用で現れてくる世界観を表現しました。
真ん中に置くと、良くも悪くも、
全く異なる世界観の作品となってしまいます。
配置によるそのような違いはとても重要ですから、
常に考えていてほしいことの一つです。
中に入れた魚は、白いメダカ。
敢えてサンゴ砂と同系色の魚をチョイスしたのは、
ヒマワリとサンゴ砂が作り出す世界観を壊さないようにするためです。
ぱっと見は目立たなくとも、
よく見てみると魚が泳いでいるのに気づく、というのも
狙いの一つです。
ヒマワリとサンゴ砂が作り出す世界観は、
常夏の南の島に通じるものだと思いますが、
魚が泳いでいることに気づいた瞬間、
それは見る人に一服の清涼感をも感じさせてくれることでしょう。
気づきで感じ方の変わる、そういうアクアリウムでもあるのです。
作り方は、本の77ページに詳しく載っていますので、
ぜひお読みくださいね!
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