No. 033
ボウル型の容器にピンクの砂とアートフラワーをあしらった、
可愛らしくてポップなアクアリウムに仕上げました。
小さな水の惑星にピンクの椰子の木が生えてるような
ちょっと非現実的な世界観も魅力的ですね。
今回のポイントは二つ。
一つは砂です。
ピンクの砂を使ったわけですが、よーく見てみてください。
白い砂や淡いグリーンの砂が混じっているのがわかりますか?
これによって、ピンクの色味や濃度が調整できますし、
メインに使うアートフラワーの花びらや茎の色とも
自然に溶け合う底面を作ることができるのです。
まっピンクだと、人によっては気持ち悪いと感じるでしょうし、
かなり不自然な下地になっちゃいますからね。
次のポイントは、アートフラワーの高さ。
敢えてバラバラの高さに切ります。
こうすることで、どの方向から見ても立体感があって、
ポップな感じになりますよね。
生花やフラワーアレンジを嗜んでおられる方はお分かりだと思いますが、
どの方向から見てもイイカンジにするのってかなりの高等テクニックですから、
ご自分であちこちの方向から見ながら配置を決めてくださいね。
茎の長いものはぐらぐらしたり倒れたりしやすいので、
根元のところを折り曲げてあげるのをお忘れなく!
作り方は本の67ページに詳しく載っていますので、
ぜひお読みくださいね。
魚はおなじみのベタではなく、小さなピンクの魚「アカヒレ」。
ほんのりピンクがかった色合いが、ピンクのアクアリウムによく似合います。
メダカでもよいかもしれないですね。
本の164~167ページにも
小さなアクアリウムぴったりの魚をたくさん紹介させてもらっていますので、
どんな魚が似合うのか、あれこれ考えてみてくださいね。
ここまで、「赤」「青」「黄色」「白」「黒」「ピンク」とご紹介してきましたが、
アクアリウムって本当に自由なんだっていうことが
そろそろおわかりいただけましたか?
それではまた!
小さなアクアリウム【夕焼け】