No. 005
こちらのヘアサロンの水槽は、
前回ご紹介させていただいた水槽に比べるとちょっと小ぶり。
幅900mm 奥行450mm 高さ500mmというサイズになります。
前回の話を覚えておられる方はすぐにピンときたと思いますが、
そうなんです、この水槽も店内のパーテーションとしての役割を
果たしているんですね。
この店舗は広さも前回のお店より狭めで、
入口を入ると奥のシャンプー台が直接目に入ってしまう作りになっていました。
寝そべってシャンプーしてもらってるところを見られちゃうの、
ちょっと嫌ですよね。
かといって、ここに目隠しの壁を作ってしまったら、
開放感のない息苦しいサロンになってしまいます。
そこで、やっぱり水槽!なのです!
店内中央に置かれたこの水槽は四面どの方向からでも見ることができるので、
パーマやカラーリングを待っているお客さまはもちろん、
カットスペースでカットやパーマを施術中のお客さまだって
鏡に映った水槽を楽しむことができます。
そしてシャンプー中のお客さまは他人の視線を感じずにすむわけですから、
ここに水槽が置かれることによって、
店内にいる全ての人が居心地よくゆったりと過ごせるようになるわけなのです。
中の魚は定期的に入れ替えているので、
リピートのお客さまも楽しみにされてるみたいですよ。
台座と天蓋はタイルばり。タイル風、ではなくて、ホンモノのタイルです。
ここでチープなタイル風のパネルなどを使ってしまうと、
このような小さめの水槽は一気に安っぽくなってしまうんですよね。
小さいものこそホンモノ志向。
よい素材で丁寧に作れば、小さくても俄然存在感のあるものになるというよい例です。
前回の水槽はグリーンの水草で水槽内をデザインしていましたが、
こちらはオーナーさんのご希望もあって、
ブルーの照明を使った海水水槽。
シンプルな配色の店内インテリアでしたが、
このブルーが入ることによってきゅっと締まりが出て、
よりハイセンスなものになりました。
単調なインテリアに差し色を作る方法って、
よくあるのは絵や写真を飾ったり、花を置いたり、
あるいは間接照明を使ったり、だと思うのですが、
ちょっと考えてみてください。
水槽って、その全てを兼ね備えていると思いませんか?
そう、水槽って単に水棲生物を飼育するための箱ではなくて、
とても優れたインテリア素材でもあるのです。
そんな水槽を生活の中に積極的に取り入れて、
人生をもっともっと豊かなものにしませんか?というのが
私たちアクアリンクの提案なのです!
明日土曜日は、水槽導入の手引きの第一回目をお送りします!
どうぞお楽しみに!
小さなアクアリウム【夕焼け】