No. 125
東京都にあるこのカジュアルダイニングは、
店全体が「海の家」のような内装でまとめられている、オシャレなダイニングです。
一般的に、飲食店にアクアリウムを置く場合、
店の顔となる入り口付近に置いたり、
店内の見えやすい場所に水槽を置く場所を用意することが多いのですが、
今回はちょっと変わった方法を使いました。
どこに置いたかというと、カウンターの上です。
このカウンターはもともと店にあったもので、
南国風のオブジェや装飾品が置かれ、それなりに工夫はされていましたが、
特に面白みのないカウンターになってしまっていました。
そこで、思い切ってこの装飾を全部取り払い、
そこにアクアリンク製の水槽を置きました。
もちろん自社工場で、ミリ単位でサイズを合わせて製作したものです。
水槽は、中央の柱を境に、同じサイズのものが2台並列で置かれています。
あえて水槽の高さは低くして、
カウンター席に座った人がやや斜め上から眺められる高さになっています。
水中とともに水面側の面も楽しんでいただこうという設計思想で、
水槽の上面はフルオープンにして、岩を大きく水面上に突出させました。
まさしく本当の海の浅瀬のような、
シュノーケリングでもしたくなるような風景です。
当然水中には、海水魚がスイスイと…と、思いきや!
え?え?
なんと!泳いでいるのは淡水魚!
そう、以前の土曜日の「水槽の種類」でご紹介した、
「海水魚『風』水槽」なんです!
淡水魚の中でもカラフルな種類の魚を泳がせているので、
ぱっと見だと完全に海水魚の水槽に見えますが、実は淡水の水槽なのです。
淡水の水槽にすることで生じるメリットは、まずコスト面です。
(海水の水槽は淡水の水槽に比べると、コストが約1.5倍かかるのです!)
このお店の場合は、「海の家」の世界観でお店づくりをしていますから、
アクアリウムも海の風景である必要があります。
でもコストはあまりかけられないということになれば、
私たちアクアリンクの「海水魚風水槽」の出番。
人工のサンゴなども配して、とても完成度の高い海中風景を再現できますので、
魚に詳しくない人には完全に海のアクアリウムに見えてしまいます。
逆に魚に詳しい人に対しては、あっと驚くサプライズになりますね。
このアクアリウムが置かれることによって、
お店の「海の家」的な世界観は飛躍的に進化しました。
ブルーのライトでなく、敢えてナチュラルなライトで照らすことによって、
空間全体がいやらしくならず、自然な雰囲気になっています。
つまり、海水魚風の水槽に淡水魚を入れ、ナチュラルなライトで照らすという、
他ではあまり見られない独特な方法を採用したということになるわけですが、
これは、「海水魚の水槽にはブルーライトが当たり前」などという
従来の常識とされていたことに囚われていたら思いもつかないことですよね。
その空間が求めるものを、何にも囚われずに自由に発想できるということって、
他の業者さんにはない、私たちアクアリンクならではの強みなのですよ。
あっと驚くような自由な発想のアクアリウムを持ってみたいと思ったら、
迷わずに私たちアクアリンクにご相談ください!
ではまた!
小さなアクアリウム【夕焼け】