No. 012
勘のいい方はもうお分かりと思いますが、
そう、光として水槽を楽しもうよ、ってお話なんです。
水槽は、通常は水槽の上のカバーに付けられた照明や、
上から吊るされた照明によって照らされています。
これがまた、いろいろな色や光質のものがありまして、
それを楽しんじゃおうというご提案です。
一つは水質環境に合った照らし方。
水中では浅瀬と深海では太陽光の届き方が異なるので、明るさが違いますよね。
それを再現する意味合いで、
サメやカサゴなど深海にいる魚が入った水槽ならば濃く深いブルー、
珊瑚など浅瀬にいるものをあしらった水槽なら明るいブルーというように、
自然の水中世界を想像できるような楽しみ方です。
次に、その水槽がある空間にフィットさせるような照らし方。
たとえば白と黒のモノトーンの部屋にはブルーの照明がよく合いますし、
木目調や白木のナチュラルな部屋ならグリーンの水草水槽を白の照明で照らしたり、
アンティークな感じの部屋であれば電球色の温かみのある照明を使うなど、
その空間に合った照明を楽しむ方法ですね。
ここまでは、うんなるほどとイメージが湧くと思います。
でももっと思い切って、
意外な色、ご自分の好きな色を使っちゃうという方法だってアリなんです!
赤、ピンク、イエロー、パープルなどなど、
どんな色でも水槽の照明として使えるんですよ!
えー、そんな自然界とかけ離れた色じゃ魚によくないのでは?と思うでしょ?
でも魚には悪くないんです。大丈夫なんです。
だから安心して思い切った照明を楽しむのだってオッケーなんです!
とにかく、どんな照明を使うかでイメージは全く変わりますから、
どれにしようかなって選ぶときも実に楽しいと思いますし、
ときどき変えてみたりするのもとても新鮮だと思うんです。
想像してみてください。
一日の終わり。今日もいろいろなことがありました。さぞやお疲れでしょう。
そんなとき、グラスにお気に入りのウイスキーを注ぎ、部屋の照明を落とします。
光は水槽を照らす灯りのみ。
あなたが選んだ色の灯りが水中世界を際立たせ、
そして照明を落とした室内を仄暗く照らします。
あなたはそれを眺めながらウイスキーのグラスを傾ける。
いろいろあった今日はアクアリウムの水に流して、
きっと明日はいい一日になります。
「私らしく一日を 終えたいこんな夜」
って、杏里も歌ってましたよね。
え?古すぎて知らない?失礼しました!
「光」として水槽を楽しむ!
オススメです!
小さなアクアリウム【夕焼け】