AQUALINK アクアリンク MAILMAGAZINE

海水魚【ホンソメワケベラ】の魅力!

No. 103

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今日ご紹介する魚は、「ホンソメワケベラ」。

体調は12cmくらいで、
ほっそりとした青白い体に、
1本の黒い太いラインが頭から尾にかけて入っているという
特徴的なカラーリングです。
命名の由来ついては、
細い体を黒と白に染め分けているという意味で、
「ホソソメワケベラ」と名付けられたものが、
図鑑に載せるときに間違って「ホンソメワケベラ」としてしまい、
結局それが正式な名前になってしまったという
面白いエピソードがあります。

そしてこのホンソメワケベラ、海のお掃除屋さんなのです。
正確に言うと、他の魚についた寄生虫を食べてくれる魚なのです。
魚につく寄生虫はたくさんいて、
魚たちは寄生されて困ってるのですよね。
不快でしょうし、健康や命にも関わりますし。
そういう寄生虫を食べてくれちゃうのが
ホンソメワケベラだというわけです。

ホンソメワケベラを見つけると、他の魚は掃除してもらおうと寄っていきます。
ホンソメワケベラは、ヒレの隙間などの細かいところまで、
それはそれはきれいに食べてくれるんです。
クリーニングの間、魚たちはホンソメワケベラに協力して、じっとしています。
驚くことに、大型の魚の口の中まで掃除するのですが、
その間、相手は口を開けてじっとしています。
魚食性の強い魚でさえ、口のクリーニング中のホンソメワケベラだけは
絶対に食べたりしないんです。
すごいでしょ?
この信頼関係、見習いたいものです。

サンゴ礁域に数匹の群れ(実はハーレム)で暮らしている魚なので、
水槽は私たちアクアリンクの「サンゴ水槽」が絶対オススメ!
カラーリングも特徴的なので、サンゴ水槽にとても映えます。

ところでところで、
このホンソメワケベラにそっくりな魚で
「ニセクロスジギンポ」という魚がいるのですが、
(名前まで怪しい…)
こいつにだけは十分注意しておくんなさい。
ホンソメワケベラだと思って
クリーニングしてもらおうと思って近づいていくと、
本当に噛みつきます。食いちぎられちゃいます。
偽物にご用心!

ではまた!

次回予告
小さなアクアリウム【夕焼け】

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