No. 073
今日ご紹介する魚は「アデヤッコ」。
先日ご紹介した「タテジマキンチャク」もそうだったのですが、
「ヤッコ類」と呼ばれるグループに属します。
「奴凧」や、折り紙の「やっこさん」なんかの、あの「ヤッコ」です。
あれって、両腕を横に伸ばして半纏を広げた姿なんですが、
魚のヤッコ類もちょうどあんな姿をしています。
平べったい背の高い体つきで、ひらひらと泳ぎます。
さて、アデヤッコですが、
「艶奴」という名前の通り、とても艶やかな魚。
「ブルーフェイス・エンゼル」とも、
単に「ブルーフェイス」とも呼ばれます。
そうなんです。ブルーフェイスなんです。青顔です。
見事に鮮やかなブルーの顔をしています。
体は青と黄色が網目状に細かく入り乱れていて、
アクセントカラーとして所々にオレンジやブラックの部分も。
美しい…まさに「艶奴」!
体調は25~40cmくらいになります。でかいです。
水槽の中でも抜群の存在感です。
そして、アデヤッコもタテジマキンチャクと同じく、
成魚と幼魚の模様が全く異なります。
子どもの方は、濃紺ボディに白いさざ波のような縞模様が入ります。
あんた誰の子やねん、て感じです。
これが劇的な変化を遂げて大人のアデヤッコの模様になるのですから、
その変化の過程は見る価値大いにあり、ですよ。
美しい大型のヤッコとして、
タテジマキンチャクダイとアデヤッコは双璧の人気者。
どっちも欲しい!と思ってしまうのが人情というものですが、
ヤッコさんたちはそれぞれとても縄張り意識が強くて、
近親種同士だとかなり激しくやり合います。
ですので、一つの水槽にはヤッコは1匹だけ、というのが
とりあえずの基本です。
でも、どちらを選んでも決して後悔はしないと思いますよ。
大きさからからいっても、
その水槽のキャラクターを決定づける
看板娘のような存在になってくれると思いますので、
ぜひあなたのアクアリウムに加えてみてください。
もちろん水槽は、
私たちアクアリンクの「海水魚水槽」もしくは「サンゴ水槽」で!
ではまた!
小さなアクアリウム【夕焼け】