No. 091
今日ご紹介する「ブラックオセラリス」は、
先週ご紹介したハマクマノミと同じ、クマノミの仲間です。
体調は大きくなると8cmくらい。
クマノミとしては少しスマートな体つきです。
黒のボディを白い太い帯が取り巻いていて、
ブラック&ホワイトのその風貌は高級感が溢れています。
でも、あれ?
あれれ??
君どこかで会ったことなかったっけ???
えーと、えーと…
あ!!!!
その体の模様、黒いところをオレンジに塗り替えてみたら…
カ、カ、カクレクマノミ???
このブラックオセラリス、学名を「Amphiprion ocellaris」といいます。
そしてカクレクマノミの学名も「Amphiprion ocellaris」。
学名が同じだということは、全く同じ魚だということ。
そう、つまり、ブラックオセラリスは、
色以外がカクレクマノミにそっくりな魚なのではなく、
カクレクマノミそのものなのです。
カクレクマノミに限らず、どんな動物でも
メラニン色素の過剰で体色が黒くなることがあります。
これを「メラニスティック」と言います。
(反対に、色素が足りなくて白くなるのが「アルビノ」。
手塚治虫の「ジャングル大帝」の「レオ」は、
白いライオンですから、アルビノです。)
つまり、ブラックオセラリスは
カクレクマノミのメラニスティック(黒化個体)というわけなのです。
だから、ブラックオセラリスもカクレクマノミと全く同じ性質を持っています。
イソギンチャクと共生しているところも同じです。
カクレクマノミと一緒にコロニーを作って、
同じイソギンチャクの中に入って寝たりします。
ときにはペアにもなります。
人気があって飼育のノウハウも確立されているカクレクマノミと
全く同じに飼えて、
ブラックゆえのスペシャル感のあるブラックオセラリス、
あなたもぜひ飼ってみてください。
もちろん水槽は、私たちアクアリンクの海水魚水槽で!
ではまた!
小さなアクアリウム【夕焼け】