No. 097
今日ご紹介する魚は「フレームエンゼル」。
これまでにご紹介したタテジマキンチャクや、アデヤッコたちと同じ
「ヤッコ」の仲間です。
ただし、今まで紹介してきたヤッコたちが
20~40cmくらいまで大きくなる魚なのに対し、
フレームエンゼルは10cmくらい。
小型のかわいいヤッコさんなのです。
色は赤に近い濃いオレンジ。
黒い横帯が4~5本あるシマシマ模様です。
「Flame Angel」の「Flame」は、
「火」とか「燃えるような」という意味。
なるほど、その通りの色をしています。
でも、元々は「Frame(骨格)」が正しいという説があるんです。
発見者の発音が悪かったとか…。
確かに模様が骨のようにも見えますね。
どっちが本当なのかしら…
ヤッコ類の魚は、青や黄色のものが多く、
赤いヤッコはけっこう貴重なんです。
ハワイ近海に生息するフレームエンゼルは、
ひときわ鮮やかで濃密な真紅の体色をしていて、
「ウルトラフレームエンゼル」と呼ばれることもあります。
ウルトラですよ!シュワッチ!
今までご紹介してきたヤッコたちと同じく、
フレームエンゼルもちょっと攻撃的なところがあります。
同じ水槽に2匹以上入れると、かなり激しくやり合うので、
一つの水槽にはフレームエンゼルは(というかヤッコは)
1匹だけというのが一応の原則です。
あと、ヤッコ類はサンゴを突っついちゃうヤツが多くて、
サンゴと一緒の水槽に入れるのは
諦めなければいけないことがほとんどなのですが、
フレームエンゼルはサンゴにはあまり手を出さないんです。
(もともと手はないですけどね)
つまり、サンゴ水槽に入れられる
数少ないヤッコのうちの一つなのです。
フレームエンゼルは、サンゴ水槽にヤッコを!
というアクアリストたちの夢を叶えてくれる、
ありがたい魚でもあるということですね。
あなたも、もしアクアリンクの「サンゴ水槽」を導入して、
その中にヤッコを、もしくは赤い魚を入れたいと思ったら
ぜひこのフレームエンゼルを検討してみてください!
ではまた!
小さなアクアリウム【夕焼け】