AQUALINK アクアリンク MAILMAGAZINE

海水魚【ハタタテダイ】の魅力!

No. 025

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ハタタテダイは、太平洋・インド洋の珊瑚礁に生息する魚。
日本でも沖縄あたりで潜ると、普通に見ることができます。
ちなみに、沖縄では「カーサー」と呼ばれます。
背びれが長く伸びていて、これが「旗立」に見えるところから
「ハタタテダイ」という名前がつきました。
シルバーとブラックとイエローの縞模様が美しくて、
とても人気のある熱帯魚です。
全長は25cmくらいあるので、
これまでご紹介してきた魚たちの中では最も大きな部類。
大きいということは、水槽の中でもひときわ目立って、
その水槽の「主」みたいな存在にもなりますよね。

大型の魚の飼育は難しいというのが
私たちアクアリストの間では定説なのですが、
ハタタテダイはその中では飼育がとても楽。
人工餌でも食べてくれるので、特に心配はいりません。

ただ、ハタタテダイ同士を同じ水槽に複数入れると、
時々小競り合いを起こしたりして、
自慢の「旗立」を損傷してしまったりするので、
単独飼育の方がオススメ。
あと、これはどうしようもないんですが、
サンゴを食べてしまうので、
サンゴを大事にしたいならよーく考えた方がいいかもしれません。

とてもよく似た仲間で、「ムレハタタテダイ」というのがいます。
違いは、背びれにある棘の数。
ムレハタタテダイの方が1本多いんです。

え?間違えられて迷惑ってそのこと?
同じ仲間なんだから、似てて当たり前じゃん!
って思っちゃったでしょ?
いえいえあるんですよ。他人の空似。

ハタタテダイが間違えられて迷惑してる魚の正体は、
「ツノダシ」。
大きさも形も、色も模様もそっくり。
「旗立」と「角」という形容こそ違え、
背びれの形までそっくり…
ハタタテダイとツノダシは、分類上の科目も全く違う魚ですから、
本当に他人の空似。
これだけ似ていれば間違えられても当たり前ではあるんですが…
水槽の前で、いけ好かない野郎が隣の彼女に、
「あの魚、ツノダシっていうんだぜ」
なんて知ったかぶりで説明、というか自慢するのを聞いて
傷つくハタタテダイの気持ちを想像すると
こちらまで涙が出てきます。

でもご安心を。
ちゃんと見分ける方法があるんです。
口の形、目の位置、尾びれの色。
これらを見分けて、どっちがどっちか言い当てられたら、
ちょっとかっこいいと思いますよ!
ちなみに、「ファインディングニモ」に出てくる「ギル」は、
「ツノダシ」の方ですからね!

私たちアクアリンクはハタタテダイみたいなちょっと大きめの魚でも
安心して飼っていただけるようアドバイスをしておりますので、
なんでもご相談ください!

それではまた!

次回予告
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