No. 113
こちらは某大手メガネ店の店内。
お店のど真ん中にドンと、この水槽は置かれています。
店内のどの位置からでもこの水槽を眺めることができます。
この水槽の特徴は、台とカバーに「木目調」ではない、
本物の「モク」を使っているところ。
木材を塗装もせずに剥き出しのまま仕上げているので、
ナチュラル感満点の出来栄えになっています。
水槽をこんな風に仕上げるのは、とても珍しいですよね。
なぜこうしたかというと、もともと店内がモクをふんだんに使った
ナチュラルな内装だったからです。
水槽の外観デザインも、それに合わせたことによって、
モクの世界に突拍子もなく水槽が置かれたような不自然さはなく、
空間によくマッチしたものになりました。
もう一つの特徴は、
台と水槽の間にカウンターテーブルを挟み込んだところ。
なんのためかって?
もちろん商品を陳列するためです。
アクアリウムがそのままメガネの陳列スペースになっているのです。
このアクアリウムは水槽自体の高さが50cmほどありますが、
中はシンプルに控えめに水草と流木でアレンジしてありますから、
向こう側が見通せます。
トップカバーもモクとしては異例のスリムさに仕上げていますし、
フラットなLED照明で透明感もあります。
だから、圧迫感は全くありませんし、
むしろ店内の奥行き感が増している感じになるのです。
お客さまは、時々アクアリウムに目をやりながら、
ゆっくりとメガネを選ぶことができるというわけです。
こういう業種の店舗においては、
お客さまに店内をいかにゆっくり見ていただくかということが
課題ですよね。
お客さまに長い時間在店していただければ、商品説明もゆっくりできますし、
買っていただける可能性もそれだけ増えるわけですから。
ですから、アクアリウムを店内に置くということは、
お客さまの在店時間を長くするという戦略的な意味もあるのです。
実際にこのお店では、アクアリウムを置いて以降、
売り上げが20%も伸びたのだとか。
世の男子諸君も、メガネをかけるだけじゃなくて、
部屋にアクアリウムを置けば、
気になるあのコが部屋にいてくれる時間が長くなると思いますよ!
「モテるアクアリウム」についても、
私たちアクアリンクがバッチリとアドバイスさせていただきます!
ではまた!
小さなアクアリウム【夕焼け】