No. 022
エンゼルフィッシュは南米アマゾン流域に生息する、全長12~15cmくらいの魚。
平たいボディにヒレが長く発達し、縦長の独特なシルエットをしています。
この長く伸びたヒレをゆらゆら揺らめかせながら優雅に泳ぐわけですから、
なるほどこの魚をエンゼルフィッシュと呼びたくなった昔の人の気持ちもよーくわかります。
英語圏では海水魚のキンチャクダイのことも「Angelfish」と呼んだりするので、
少々注意が必要。
今回は一般的な鑑賞熱帯魚としてのエンゼルフィッシュに的を絞って話を進めます。
同じ淡水魚のネオンテトラやグッピーも飼育しやすい魚だと紹介してきましたが、
このエンゼルフィッシュはさらに水への順応性が高く、
エンゼルフィッシュが生きられない水槽だったら、
もう他のどんな魚も無理!ってくらい飼育しやすいのです。
もしすぐ死んじゃったりしたら、
自分の飼育方法や水槽環境を疑うより、
もともと病気持ちのエンゼルフィッシュだったと思う方が妥当と言えるほど。
だから、あれこれ自信はないけど、
おそるおそるアクアリウムを始めてみたいという方には、
エンゼルフィッシュ、本当にオススメです!
姿形はもちろんですが、
様々な色や模様を楽しめるのもエンゼルフィッシュのよいところ。
分類や科目などの小難しいことは割愛しますが、
ぱっと思いつくだけでも
シルバーボディにくっきりした縞模様、ヒレも長~い「アルタムエンゼルフィッシュ」
純白のボディがまるでウエディングドレスのような「ウエディングエンゼル」
黄金色に輝く「ゴールデンエンゼルフィッシュ」
体表にギラギラとした光沢のある「ダイヤモンドエンゼル」
クールなブラックボディの「ブラックエンゼル」
成長するに従い青みを帯びてくる「ブルーエンゼル」
黄色地に金の「金のエンゼル」
黄色地に銀の「銀のエンゼル」
1958年発売の「エンゼルパイ」
エトセトラ エトセトラ…
最後の三つはお菓子屋さんで買ってくださいね。
こんなふうに、優雅なエンゼルフィッシュの姿形はそのままに、
いろいろな色や模様のものを楽しめますので、
自分のアクアリウムにはどんなのが似合うかなーって考えるのも楽しいひと時ですよね。
もちろん私たちアクアリンクは
エンゼルフィッシュに関しても様々なノウハウを持っていますので、
なんでもご相談ください!
それではまた!
小さなアクアリウム【夕焼け】