AQUALINK アクアリンク MAILMAGAZINE

海水魚【イソギンチャク】の魅力!

No. 007

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イソギンチャクは、海中で海藻と同じようにゆらゆらしていますし、
ぱっと見は移動してるように見えませんし(するんですけどね)、
あとで述べますが光合成までしちゃうということで、
植物だと思っている人がけっこういるみたいです。
え?あなたもそう思ってた?
わかります。無理もありません。
でも動物なんです。
刺胞動物門花虫綱(難しい…)で、サンゴと同じ仲間です。
ものすごく簡単に言うと、
同じ仲間で硬いのがサンゴ、柔らかいのがイソギンチャク。
名前の由来は「磯」にいる「巾着」。
なるほど、口がきゅっと締まるその姿は巾着みたいですね。
海外の国々では花に喩えられた名前が多いです。
 アネモネ(独)とか薔薇(英)とか。
ちなみに、アクアリンクには社長の腰巾着みたいな下衆な野郎はおりません!

口の周りには無数の触手があります。
小さな魚などがキレイさに釣られて近づいて、この触手に触れたら最後、
捕まって毒を注入されて、食べられてしまいます。
本当に怖いです。
だから、ほとんどの魚と一緒の水槽に入れるのが難しいのです。
綺麗な薔薇には棘がある。綺麗なイソギンチャクには毒のある触手。
綺麗な女の人に入れあげすぎると身を滅ぼします。
気をつけなければいけません。

そして、動物のくせに光合成もしちゃうんです。
厳密に言うと体内に褐虫藻という藻を飼っていて、
そいつに光合成をさせてその養分を頂いちゃうのです。
口からも食べるし、光合成もする、
ガソリンでも電気でも走るハイブリッド車のよう。

なんて言うと、水槽内の最強王者のように聞こえるイソギンチャクですが、
実はけっこう軟弱な奴なんです。軟体動物なだけでなく、軟弱。
水温の変化にも弱いですし、
水槽内の排水口に引き込まれたり、ヒーターに乗っちゃってのぼせちゃったり。
イソギンチャクには脳みそがなくて、つまりなーんも考えないで生きています。
だから私たちが代わりに考えてあげないといけません。
ポンプの吹き出しを工夫してうまく水流を作ってあげたり、
吸い込み口などの危険箇所をカバーしてあげたり、
水温の管理や光合成のための照明など、
考えてあげなきゃいけないことがけっこうあるのです。

えー、そんなに難しいんじゃ飼う自信なくなっちゃったなあ…
なんて諦める必要はないですよ。
私たちアクアリンクはイソギンチャク飼育のノウハウにも精通していますので、
ご安心して全ておまかせください!
ご自分でチャレンジしてみたいという方にも
丁寧にご説明させていただきます!

いろんな種類がありますけど、カクレクマノミと共生させるなら、
ハタゴイソギンチャクという種類がオススメです!
それから、珍味らしいので一度食べてみたいという方は、
誠に申し訳ありませんが私たちアクアリンクの管轄外ですので、
海産物屋さんにご相談ください!

それではまた!

次回予告
小さなアクアリウム【夕焼け】

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