No. 076
今日ご紹介するのは「アベニーパファー」という魚。
先週の木曜日にご紹介した「ハチノジフグ」や「ミドリフグ」と同じ
フグの仲間です。
フグらしい、ぷくっとした体つきをしています。
でもハチノジフグやミドリフグとはちょっと趣向の違う魅力で、
アクアリストの間でも最近大人気のフグなのです。
その違いは、まず、「ちっこい」。
小さいのです。成長しても3cmくらいにしかなりません。
フグ体型でちっこいから、ほんとにコロコロしています。
かわいいです。
イエローのボディに深緑色の斑点と、
色合いもかなりキュートです。
もう一つの違いは、
アベニーパファーは「淡水フグ」なんです。
世界最小の淡水フグです。
ハチノジフグやミドリフグは「汽水フグ」でしたよね。
淡水魚だということは、普通の淡水の水草水槽で飼えるということ。
だから、汽水や海水に棲むフグたちよりも
手軽に(そしてお安く)フグの魅力を楽しめるんです。
せっかく淡水の魚なのですから、アクアリンクの水草水槽で
他の淡水魚たちと一緒に飼いたい、と思いますよね。
でも、ちょっと注意してください。
フグの仲間は気性が荒いヤツが多く、
このアベニーパファーも例外ではありません。
ちびっこギャングなんです。
グッピーなんかは、ヒレをボロボロにされちゃったりします。
だから、もし他の魚と一緒に飼うんだったら、
その相手を誰にするかはよーく考えないといけません。
食事のお行儀もちょっと悪くて、
食い散らかして水槽を汚したりすることもあります。
でもそれを除けば、ほんとにかわいい魚。
人にもよく馴れます。
人が近づくと、
あのかわいい顔でじっと見つめてくれたりします。
ううう、かわいい!
これがあるから、なんでもゆるせちゃうんですよね…
(人に懐くのに他の魚をいじめるって、性格的にどうなのかと思いますけど、
そこは深く追求しないことにします)
このキュートなちょいワル、
アベニーパファーにやられちゃったあなた、
私たちアクアリンクはアベニーパファー飼育のノウハウも
ばっちり持っていますから、ぜひご相談くださいね!
ではまた!
小さなアクアリウム【夕焼け】