No. 036
まず、基本的なところとして、
淡水の水槽と海水の水槽があるのはおわかりですよね。
原則的に海の生き物は淡水では生きられませんし、その逆も然り。
なので、淡水の水槽と決めたら、
そこでカクレクマノミやイソギンチャクを飼うことはできませんし、
海水の水槽ならグッピーやプラティを飼うことはできません。
サンゴにメダカが戯れているところを見たい!と言われても、
それはさすがの私たちアクアリンクでも難しい…
今日お話しする「スタンダード水草水槽」は、「淡水」の水槽。
つまり、淡水性のグリーンの水草を水槽内にデザイン、レイアウトして、
そこを淡水魚が泳ぎまわる水槽、というわけです。
水草といっても本当にたくさんの種類があります。
「スタンダード水草水槽」では、それらの水草の中から、
栽培難易度の低いもの、すなわち
比較的丈夫で、育てやすく、管理もしやすいものをチョイスしています。
ということはどういうことかというと、
要するに栽培難易度の高い水草の水槽に較べると
緻密な水槽環境管理に必要な各種の機器を減らすことができて、
つまりその分コストも抑えられるわけです。
しかし私たちは誇り高きアクアリンク、
低コストのスタンダードな水槽だからといって、一切手抜きはありません!
ダサい水槽なんて、私たちのプライドが許さない!
アクアリンクのスタンダード水草水槽は、
水草と流木などを組み合わせて水槽内をデザインしていきます。
水草の種類は限られてきますが、それだって全然十分!
むしろ魚が泳ぐスペースを広くとるには、これが一番適しているくらいです。
入れる魚によって、またその水槽が置かれる空間の性質を考慮して、
緻密に水草の配置をデザインしていきます。
それが置かれる部屋のことを考えると、
グリーンの分量はどのくらいがよいのか、とか、
ビュンビュン泳ぎ回る魚を入れるから、
ここにこのくらいのスペースを空けておこう、とか、
地を這うように泳ぐタイプの魚がいるから、
それが見えるように手前の部分には水草を配置しないでおこう、とか、
そういうことを一つ一つクリアした上で、
全体としてもかっこよくまとまるようにデザインしていくわけです。
もちろん水草は生き物ですから、
日々成長し、水槽内の風景も変化していきます。
そういう変化までも視野に入れています。
ぱっと見だけ似たようなグリーンの水草水槽を構築することは
そう難しいことではないかもしれません。
しかし、ここまでやってこそ、
初めて「ホンモノ」と言えるのではないでしょうか。
淡水の水槽なら、
まずこのスタンダード水草水槽からスタートすることをお勧めします。
グリーンの水草と戯れる美しい魚たちの姿を満喫してくださいね。
そしてさらに可能性を追求したくなったら、
来週ご紹介する「ハイクオリティネイチャータイプ」へのグレードアップが
いつでも可能です。
「スタンダード水草水槽」のご紹介でした!
ではまた!
小さなアクアリウム【夕焼け】